SMAT方式とは?
SMAT方式とはエントラントが2グループに分かれ競技とオフィシャル(審判)を交互に行う減点法によるオブスタクルトライアル大会です。
セルフ・マネージメント・オール・トライアルの頭文字を取ってSMAT(通称・スマット)と称してます。
エントラントが全員でコース設定から選手として又はオフィシャルとして、レースの進行、撤収、清掃と運営まで参加して頂き、それによってトライアルのルールに理解を深めオフィシャルの重要性も認識し、四輪駆動車愛好家としてのマナーも身につけて頂くことを目的としております。
4×4 MESA 運営事務局はエントラントの皆様にトライアル競技の楽しさを知って頂くために皆様のお手伝いをしているに過ぎません。
AOGAKIトライアル参加者一人一人が主催者に準じる立場であり、運営の原動力であることを理解して参加していただきたいと思っております。
大会を円滑に進行して行く為には、ゲスト気分での参加や、スタッフとして行動するつもりの無い方の参加については、他のエントラントの迷惑となる場合も考えられますので、参加をお断りする場合もある事をご了承下さい。
AOGAKIトライアルは、参加者が自らの力で運営する大会であることをご理解頂いた上で、今後も皆様のご協力の程よろしくお願い致します。
− SMATの楽しみ方 −
前日からのコース設定には、出来るだけ沢山の参加を望んでおります。 自分達で仕掛けたトラップに自ら挑戦してみるのも楽しいものです。 そして、コース設定では、出場するエントラントなら誰でも意見を出すことができるので、「ここのターンは絞りすぎ」とか「この障害は簡単すぎて面白くない」とか積極的に意見を出しましょう。 そうすることによって、より多くの人の意見を反映させた不公平の少ない面白いコース設定が出来るはずです。 ですから、今までコース設定に疑問や不満を感じた方は、是非ともコース設定に参加されてみることをお勧めします。 仕事等でコース設定に参加できない人も競技前日夜の前夜祭には遠慮せずに参加して下さい。 前夜祭で他のグループや同型車種の人と知り合いになっておけば、競技本番でも、「あのセクションどうでした?」とか「あそこの攻略ポイントは?」など貴重な情報を得やすくなるでしょう。 そういう人と人との繋がりを作っていくのもSMAT方式のAOGAKIトライアルでは重要な要素の一つだと考えております。
− ジャッジの重要ポイントについて −
■規則書 ・参加申込者に送付する競技規則書を熟読の上参加するように心がけて下さい。 ■バック ・ホイールベース未満のバック 減点1 右手で頭上に赤旗 ・ホイールベース以上のバック 減点3 左手で頭上に青旗 ・SMATでは、審判によるジャッジの誤差を少しでも少なくするために僅かな後退でもバック減 点の対象とします。跳ね返り、ズリ落ちによる後退も同様です。他の大会でのオフィシャル経験 者の方は特にご注意下さい。 ■バック減点で旗を上げるタイミング ・車輌が完全にバックを終えて完全に停止してから1秒後、若しくは、車輌が前進等の次の動きを 始めた時点で減点数に応じた旗を上げる。早過ぎるジャッジは誤審の元なので落ち着いてゆっく りと見極めてから旗を上げても遅くはありません。 ■停止 ・5カウント以上の停止 減点5 右手で赤旗、左手で青旗、これを頭上に平行に上げる。 ・停止カウントは1カウント約2秒とする。カウントの開始は車輌の停止を確認してから1秒後と する。 ・AOGAKIトライアルでは、停止5カウントから同様の状態で停止が継続した場合、10カウント相当の時間 経過後、更に停止カウントを行うものとする。 ■10点減点 ・右手で赤旗、左手で青旗、これを頭上にて交差させる。 ・マーカータッチ、タイムアウト、セクションカット、エスケープ。 ・競技車輌より落下物が認められた場合。 ・セクション内で第三者による誘導、助言があった場合。(その行為を行った第三者は失格及び退 場処分となる。) ■揉み ・クルマがなんらかの障害により進行を阻まれ、進行しようとするクルマが前後に細かく動く様子 をトライアル競技では揉みと表現する(通常、泥濘地等からの脱出で前進後進を繰り返す操作も 揉みというが、トライアル競技での「揉み」は、それとは別である)。クルマが揉み状態になれ ば、細かく前後には動いてはいるが、その状態から抜け出していないものと見なして停止状態と 同列に考え停止カウントを適用する。カウントが始められると揉みの状態より、明らかにクルマ が前進若しくは後退しないかぎり停止カウントが続けられる。 ■旗の重要性 ・スターターが「ゼッケン**番入ります。よろしいですか?」と声が掛かれば、用意が出来てい れば、旗を二本まとめて頭上で回す。同一セクションの全てのオフィシャルの旗が回らなければ、 車輌をスタートさすことが出来ないので必ず行う。 ・減点があって旗が上がった場合は、その付近のオフィシャルだけでなく、同一セクションの全て のオフィシャルが同じように旗を上げなければならない。コースインしているエントラントに分 かりやすくする為であり、セクションゴールの採点担当者に分かりやすくする為でもあります。 ■オフィシャルの重要性 ・オフィシャル(審判)は競技中定められたポイントから移動してはならない。SMAT方式では ぺナルティ減点の対象となります。 但し、体の異常、小用の際にはオフィシャルリーダーに報告してから行動して下さい。 ・オフィシャルを務めている間は、禁煙です。 ■コースについて ・セクションをオープンしている間は、コース内への立ち入り、横断、通り抜けは出来ません。エ ントラント、ギャラリーに関わらず同様です。但し、人力を要するレスキュー作業の場合、オフ ィシャルより要請がある場合に限り例外と見なす。 ■車輌について ・基本的にはセルフ車検ですが、入賞者の車輌については競技終了後車検を行う場合があります。 ・車検証の提示の必要はありませんが、事故防止のため各自充分な整備を心がけて下さい。 ■お願い ・競技時間中の飲酒は厳禁です。発覚次第失格となります。事故防止の為にご協力お願いします。 また、競技終了後の飲酒も帰路での事故につながりかねません。 ・タバコのポイ捨ても厳禁です。タバコのポイ捨ては山火事にもつながりかねません。 発見した場合は、ただちに減点10点を加算します。 ・自分で出したゴミは必ず自分で持ち帰るようにしましょう。身の回りにゴミがあれば、それも持 ち帰るようにご協力お願いします。トライアル競技は会場提供されている方の協力なくしては成 り立ちません。気持ちよく会場を使用する為にも使用前よりも綺麗にし会場をお返ししたいと考 えております。皆様のご協力の程よろしくお願い致します。